2018/07/08 23:14


人のお肌は、日々、新陳代謝を繰り返しています。

肌着が密着し、常に洋服に触れています。

紫外線や、気象条件で刻々と変化する空気に当たり、思った以上に過酷な条件下にさらされています。

 

お風呂やシャワーなどの温水も、お肌のデリケートな方には注意が必要です。

 

アトピー、乾燥肌、敏感肌など、お肌のデリケートな方は、日々のスキンケアや予防対策が大切になります。

 

今回は、お肌の基礎知識とスキンケアの注意点をご説明します。

 

1、      お肌の構造

 

お肌は上から、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構成されています。

一般的に皮膚といわれているのは、「表皮」「真皮」の部分で厚みはわずか0.4~1.5㎜程度です。「お肌をこすってはいけない」とよく聞くと思いますが、この薄さが理由です。優しく丁寧に扱わないとお肌が痛んでしまいます。

「表皮」では皮脂と汗がまざり、天然の膜である “皮脂膜”ができお肌を守っています。「表皮」は一番内側から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」と徐々に変化し、最後は皮膚の一番外側にある角質層となり、一定の期間留まったあとに垢となって剥がれ落ちていきます。皮膚は生まれてはがれ落ちるまで、約一ヶ月のサイクルで再生されていて、これを「ターンオーバー」と呼びます。

 

一番外側の角質層は、天然保湿因子や細胞間脂質(セラミド)があり、水分を保持しています。水分が保たれた肌にはバリア機能が働きます。

 

肌を健康に保つためには皮膚の新陳代謝であるターンオーバーが正常に繰り返されていること。そして水分保持の役割を果たす天然保湿因子や細胞間脂質(セラミド)が十分保たれ、肌のバリア機能が働いていることが重要となります。

 

2、      お肌の役目

 

・外からの刺激から守る

皮膚の表面は、細菌やカビの繁殖を抑えて体内への侵入から守っています。
また、一番外側の角質層は、角質化した硬い細胞が何層にも重なっており、物理的な刺激からも保護します。

 

・感覚作用

痛みを感じたり、温感、冷感などの感覚器としての働きがあります。

 

・体温調整と排泄作用

皮膚は体温を一定に保つ働きがあり、気温が高くなると毛細血管が拡張して発汗して、汗が蒸発するときに気化熱を奪い体温を下げます。逆に気温が低いと収縮して体熱の放散を防ぎ体温の低下を防ぎます。また、汗を分泌するときに体内の老廃物も一緒に排泄されます。

 

3、      お肌のための簡単なスキンケア

 

スキンケアは年代や肌質等によって方法は様々です。

 

共通しているのは、洗顔・クレンジング→水分補給→油分を補う→保湿する

 

ここで注意したいのは、何を使ってスキンケアをするかです。一般的な化粧品にはほとんど合成の界面活性剤が使用されています。(合成の界面活性剤の怖さについては、今後お伝えしていく予定です)

合成界面活性剤は、化粧品の「水分」と「油分」を混ぜあわせるために使われています。さらに合成界面活性剤は、肌の奥まで化粧品の水分や成分をしみ渡らせるために、肌の「バリア機能」を壊す働きがあります。そうしないと、肌の表面で水分や油分がブロックされてしまうからです。こうして「バリア機能」を壊された肌は、化粧水などの潤いを保つことができません。さらに上から保湿のために合成界面活性剤が入った「クリーム」を塗ることになります。

お肌にとって一般的に行っているスキンケアは、本当にお肌のために良いことでしょうか……。

 

無添加の石鹸で洗顔→オーガニックの天然オイルや天然成分100%の馬油クリームで保湿

 

簡単ですがお肌にとってすごくシンプルでよい方法だと思います。

 

 

 

4、      日々、注意すべきこと

 

スキンケアも大切ですが、日々の生活習慣・食生活・睡眠・ストレス…

お肌にとってはカラダの内からも注意していかなければ、高額な栄養クリームを塗ってもエステに行っても「敏感肌」「肌トラブル」はよくなりません。

「健康肌・美肌」になるには今一度、毎日の生活サイクルを見直してください。