2018/07/12 09:30

「石鹸」とは

 

日本において洗浄剤は、石鹸と合成洗剤の2種類です。どちらも汚れを落とすしくみは界面活性剤の作用です。天然の油脂からできたものが石鹸で、それ以外のものが石油などから作られた合成洗剤(合成界面活性剤)です。

※製品の形だけで石鹸と合成洗剤を見分けることはできません。どちらも固形・粉・液体のものがあるからです。


合成界面活性剤は、長期使用すると人体に害を与える(経皮毒など)可能性が高く、しかも環境にとって有害で警戒すべきものと言われています。(経皮毒の恐ろしさについてはネットなどで検索してみてください)

 


次の成分が入っているものはちょっと警戒すべきです。

あなたが今使っている石鹸やシャンプー・洗剤などを今一度確認してみてください。

 

ラウレス硫酸NaSLS   

ラウリル硫酸Na   

スルホン(スルフォン)酸Na   

ラウリン酸○○   

ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩   

キシレンスルホン酸アンモニウム   

パレスー3硫酸Na   

パレスー3硫酸アンモニウム   

ラウリル硫酸アンモニウム   

ステアリン酸グリセル   

アルキル(硫酸・グルコシド・スルホン酸・ジメチコン)・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石鹸の製法


・けん化法(枠練り)

 無添加石鹸の製造方法です。 オリーブ等の植物油と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)や水酸化カリウム(苛性カリ)を反応させて石鹸素地を作ります。(※苛性ソーダや苛性カリは石鹸製造に必須なもので、自然乾燥の過程で残留はほぼ皆無になります。

じっくり自然乾燥させた石鹸には原料油が持っている天然保湿成分(グリセリン)やビタミンなどが豊富に含まれています。 熟練した職人が手作りで作っています。(残念ながら日本では、けん化法で製造している工場は数えるほどになっています。)大変手間と時間がかかり大量生産ができません。(中和法と比べてお値段が高くなります)

 


  ・中和法 (機械練り)

油脂を「脂肪酸とグリセリン」にまず分離させておき、脂肪酸とナトリウムを化合させます。中和法で作られた石鹸にはグリセリンは全く入っていません。

石鹸メーカーの意図でグリセリンをはじめ、様々な化学添加物(防腐剤・金属封鎖剤・酸化防止剤・発泡剤・色素・香料など)を添加して石鹸の完成品を作ります。

中和法でできたものは、硬く・形良く・短時間で・大量生産することが可能なので大手メーカーが好む方法です。 

安価な材料で簡単に早く作れるのでけん化法(枠練り)に比べるとはるかに安く買えるのです。

 



「無添加(けん化法・枠練り)石鹸」の選び方

 

表示に注意してください。

 

·         石けん素地の原材料が明記されている。(全成分表示では「石鹸素地」「石けん素地」「石ケン素地」などと表記されています。)

·         合成界面活性剤が無添加である。 

·         凝固剤、酸化防止剤、合成色素・香料【ソルビトール(保湿剤)、トコフェロール(酸化防止剤)、エチドロン酸(金属封鎖剤)EDTA(エデト酸塩金属封鎖剤)、発泡剤、加水分解小麦(石鹸を使用して多くの方がアレルギー反応を起こした小麦由来成分)、黄・青・赤色●●号(合成色素)、合成香料など】が無添加である。






本物の石鹸はアルカリ性


脂肪酸とアルカリ成分が化学反応でできた成分が石鹸です。本当に石鹸と呼べるものは全てアルカリ性です。

(中性・弱酸性・アミノ酸系と書かれている石鹸がありますが、石鹸の形をした合成界面活性剤入りの合成洗剤です。)


「弱酸性」の洗浄剤が肌にやさしいという認識が広告によって広まりましたが、
皮膚には本来、自然の中和能力であるバリア機能(アルカリ性を弱酸性に戻す力)が備わっています。「弱酸性」の洗浄剤を使い続けるとバリア機能が甘やかされ、自然治癒力が落ちていき肌トラブルの原因になると言われています。


昔から、皮膚病に良いといわれたり、美人の湯と呼ばれている温泉水はアルカリ泉がほとんどです。
石鹸がアルカリ性であることに、そんなに神経質になる必要はありません。


アルカリ性であることより、無理やり弱酸性にするための合成化学成分のほうが、肌によくないので選ばない、という正しい知識を持った方が最近では増えつつあるようです。

 



無添加手づくり石鹸とは

 

肌に優しく安全性が高い

無添加石鹸の一番のメリットは、肌への影響力が極めて少ない事です。
製品によっては食べれるほど安全・安心な石鹸などもあり、それだけ配合する成分は優しい証拠でもあります。
例えば極度の乾燥肌など肌がボロボロな状態だと、着色料や香料のちょっとした刺激をも感じ取ってしまいます。
無添加石鹸にはこれらの肌に影響を与えると言われる旧指定成分が配合されていないので、敏感肌の赤ちゃんでも安心して使える石鹸なのです。

 

肌だけじゃなくて環境にも優しい

一般的なコストの安い石鹸には合成界面活性剤など、合成成分が配合されているのですが水質汚染の原因でもある成分です。
毎日の洗顔で石鹸を使うたびに、排水溝から流れた泡が水質汚染を作ってしまうのです。
無添加石鹸に配合される成分は天然由来成分を多く使用しているので、洗顔時に排水溝から流れたとしても、環境への被害が少なく優しい石鹸なのです。
肌にも優しく環境にも優しいのが、無添加石鹸のメリットです。

 

無添加石鹸にデメリットは?

無添加石鹸は添加物を配合しないので、職人さんが手間隙掛けて手作業で製造する事で、時間とコストが掛かってしまいます。
1
100円以下で購入出来る石鹸に比べると、1個数千円単位と高く継続が難しいと考える人も少なくありません。
また天然の保湿剤であるグリセリンが多く含まれていますので、お風呂場に置いたままにしていると水分を吸着するので柔らかくなりやすいです。
その他にも合成の発泡剤も含まれていませんので、泡立ちが悪いなどのデメリットはありますが、泡立てネットを利用などで解決方法はありますので、安心・安全性を求めるのなら無添加石鹸は絶対おススメです。




当店の石鹸は全て、熟練した石鹸職人が伝統の釜焚き製法にて、1個1個丁寧に心を込めてつくった石鹸です。

原料油に含まれるミネラルなどの栄養を残し、長期間乾燥・熟成させて仕上げますのでとても優しい洗い上がりになっています。

(釜焚き製法は熱を加えるため、原材料の栄養成分がなくなってしまうと説明しているサイト等がありますが、当店の石鹸は、熟練した石鹸職人が、石鹸に栄養成分が最高の状態で残るように細心の温度管理をしております。

手間と時間と職人の経験がつくった”純石鹸”です。)


お肌でお悩みの方 寒い時期に乾燥しやすい方 しっとりした感じに洗い上げたい方 赤ちゃんからお年を召した方までお使い頂けます。

全身にお使いください。お顔や髪の毛にもご使用いただけます。




スキンケアの基本から変えてみませんか?


毎日使うものだからこそ 本当に安全・安心できるものを使ってください。

健康で美しい肌でいるには、シンプルで自然なものが一番!』です。