2018/12/23 10:31

・乾燥肌の方の、お肌を痛めない洗顔方法

 

 

乾燥肌の方は、特に冬場になると洗顔後は、お肌がつっぱったように感じているのではないでしょうか。お肌にとって特にお顔にとっては、「摩擦」と「刺激」が大敵です。この2つからお肌を守ってあげれば、乾燥肌や肌荒れを予防でき、肌質自体を改善させることもでき、1年中快適な肌環境にすることができます。そのためには、洗顔も「摩擦」と「刺激」に注意しなければいけません。

ここでは、「摩擦」と「刺激」に気をつけた乾燥肌の方におススメする洗顔方法などを紹介していきます。

 

 

乾燥肌の人にオススメできる洗顔は、「無添加石鹸で洗顔」と「ぬるま湯洗顔」の2つです。朝はメイクなどもしていないので「ぬるま湯洗顔」夜は「無添加石鹸で洗顔」がおススメです。
この2つの方法は乾燥肌の大敵である「刺激」が強くありません。

 



「無添加石鹸で洗顔」

無添加石鹸はアルカリ性ですので、洗い上がりにつっぱった感じがでるので、乾燥肌の人は避けがちですが、実は洗顔フォームなどよりも刺激は弱いので、乾燥肌にはもっとも向く洗顔料なのです。ほとんどの洗顔フォームなどには、石油系合成界面活性剤が含まれていますので、お肌に必要な皮脂まで落としすぎてしまいます。
洗顔の目的とは、「余分な汚れや皮脂を落とし、お肌の水分と油分のバランスを適切な状態にすること」なのです。
私たちのお肌は、外からのほこりなどの汚れと内側からの汗や皮脂などの汚れがお肌に付着し、汚れが付いたままだと、結果的にお肌のターンオーバーが乱れてしまい、さまざまな肌トラブル起こしてしまいます。
しかし皮脂をたくさん落とし過ぎてしまうと、お肌のバリア機能が失われてしまい、お肌の表面が砂漠のように乾燥状態になってしまいます。

お肌は、乾燥から守るために大量に皮脂を分泌します。Tゾーンなどが脂っぽいので脂性と思っていた方が、実は「インナードライ」と言われる隠れ乾燥肌だったという方は多くいらっしゃいます。

皮脂をたくさん落とせば良いという訳ではなく、「余分」な分を落とすことがポイントなのです。

皮脂は落とし過ぎてもダメですし、落とせなくてもダメですし、バランスが何より重要です。


洗顔方法

・まず手をよく洗ってください。手に雑菌などがついていれば、お顔に移る可能性があります。

 

・何もつけずに、ぬるま湯で洗ってください。ぬるま湯で洗う事により毛穴を開かせやすくし、汚れを落としやすくなります。顔を濡らさずに洗うと、摩擦が起きやすくなりお肌への刺激が強くなります。ぬるま湯は体温より少し低い3035度くらいがおすすめです。ちょっとぬるいなと感じる温度です。
皮脂は温度が高いほど溶け出す性質があります。しかし高すぎると皮脂が落ちすぎて逆に乾燥の原因になりますので注意してください。

 

・無添加石鹸を泡立てネットなどを利用して泡立てます。

 

・泡でパックするように、まずはTゾーンから洗ってください。おでこに泡を付け、徐々に広げながらこめかみ部分に移します。そして、黒ずみになりやすい鼻は泡をクルクルと指でマッサージするように洗います。次に頬を洗います。頬はTゾーンほど皮脂が出ていませんので、泡を乗せるイメージで優しく洗います。次の目のまわり、口のまわりを洗います。目や口は他の箇所に比べて皮膚が薄いので、泡をのせるだけにして、ほとんどこすらないようにしましょう。

決してこすらないように、なでるように洗ってください。

 

・洗面器などにぬるま湯をため、ぬるま湯を付けるという感覚で30回はすすぎましょう。特に、「あご」「こめかみ」「髪の生え際」は泡が残りやすいので良く落としてください。石鹸成分がのこらないよう洗い流してください。

 

・清潔なタオルを顔に当てて、吸収させるようにして顔の水気を取り除きます。タオルは指よりも摩擦が起きやすいので、こすらないように要注意です。

洗顔後の肌はデリケートな状態のため、よりバリア機能が壊れやすくなっています。ゴシゴシ拭くのではなく、タオルを水滴にあてるようなイメージで拭き取ります。

 

「ぬるま湯洗顔」

 

ぬるま湯洗顔は適切な皮脂を残せます。過剰に分泌された皮脂などが毛穴につまってニキビなどの肌トラブルを引き起こすことは問題ですが、メイクをしていないときなどは、ぬるま湯ですすぐだけでも余分な皮脂は十分洗い流せます。
ほこり・垢・汗は水だけでも落とせますし、少しくらい余分な皮脂が残っていたとしても、お肌にとっては必要な皮脂を落とし過ぎてしまう方がお肌の悪化に繋がるため、無理に洗い落とさなくても大丈夫です。

洗顔することで余分な皮脂を洗い流すわけですが、皮脂は全てが邪魔ものなのではなく、本来はお肌を守るもので、角層の1番外側で皮脂膜としてバリア機能に貢献している大事なものなのです。乾燥肌の人は、この皮脂が少なくバリア機能が低下しているため、水分を肌内に上手く閉じ込めることができずに乾燥を引き起こすのです。乾燥肌の人にとっては適度な皮脂を残すことが必要ですが、洗顔料は洗浄力が強いため、お肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。そのため、ぬるま湯洗顔がおススメなのです。

 

 

 

洗顔方法

 

・まず手をよく洗ってください。手に雑菌などがついていれば、お顔に移る可能性があります。

 

・ぬるま湯は体温より少し低い3035度くらいがおすすめです。ちょっとぬるいなと感じる温度です。
皮脂は温度が高いほど溶け出す性質があります。しかし高すぎると皮脂が落ちすぎて逆に乾燥の原因になりますので注意してください。こすりつけるのではなく、指の腹を使って優しく撫でるように洗います。

 

・清潔なタオルを顔に当てて、吸収させるようにして顔の水気を取り除きます。タオルは指よりも摩擦が起きやすいので、こすらないように要注意です。

洗顔後の肌はデリケートな状態のため、よりバリア機能が壊れやすくなっています。ゴシゴシ拭くのではなく、タオルを水滴にあてるようなイメージで拭き取ります。




 

洗顔後は必ず「保湿」を忘れずに!

 

洗顔後、そのままにしておくとどんどん乾燥してしまいます。

できるだけ早く保湿してください。

洗顔後に化粧水でお肌を整える方が多いと思います。しかし化粧水にはアルコールが含まれているものが多く、水分が蒸発する際にかえって過乾燥を引き起こすことがありますので注意してください。保湿剤はバリア修復に役立つ成分が含まれているものがいいでしょう(セラミドやオレイン酸などのある種の不飽和脂肪酸)100%オーガニックオイルがおススメです。

 

 

 

乾燥肌にとって、もっとも良くないことは「刺激」と「摩擦」の2つです。
これら2つを肌に与えないように洗顔することが乾燥肌改善の第一歩です。しかし、洗顔だけでなく生活習慣も肌には大きく関係しています。栄養のバランスが摂れた食事や適切な睡眠時間など、基本的な生活習慣が乱れていると肌トラブルを招きます。お肌のために洗顔方法や生活習慣も見直してみてください。