2019/05/25 16:12
・乾燥肌の方のクレンジングの注意点とは?
乾燥肌とは、お肌の保湿機能が低下し、お肌が乾燥している上に水分が抜けやすい肌状態のことを言います。
お肌に白っぽく粉のようなものをふいたり、ヒビ割れたりすることもあります。
このようなお肌の状態で1番良くないことは「摩擦」と「刺激」です。
クレンジングはこの「摩擦」と「刺激」の危険がいっぱいの行為なのです。
お肌に皮脂やメイク汚れが残るのが良くないと思い、毛穴のなかの汚れまでしっかり落とそうと丁寧に一生懸命に時間をかけてクレンジングしている人は多いと思いますが、 そんなお肌のためによかれと思ってやっていることが逆にお肌にとって負担をかけているのです。
ごしごし洗う摩擦がお肌に負担をかけています。
また、クレンジング剤に含まれる界面活性剤は「メイク(油)を浮かせて水で流す」という方法において不可欠ですが、これがお肌に強い刺激を与えます。中でも、石油由来の合成界面活性剤はお肌に浸透していきやすい性質があるのですが、角質層へ達し細胞を破壊する恐れがあると言われます。
また、石油系合成界面活性剤は一度浸透してしまうと残留性が強く、長く残ってしまう性質があります。
クレンジングはお肌の汚れやメイク汚れを落とすために必要なケアですが、過剰なケアはお肌のうるおいを保つ成分である皮脂や天然保湿因子、セラミドなどの細胞間脂質を削り落として流出させてしまいます。
皮脂は洗い落としても数分で元のレベルに戻りますが、セラミドなどの細胞間脂質となると回復するのに数日かかります。数日かかるにもかかわらず、クレンジングは毎日しますから、お肌はずっとセラミドなどの細胞間脂質が不足した状態になってしまいます。
これがお肌のバリア機能を低下させて乾燥肌や敏感肌になってしまう典型的なクレンジングの弊害です。
汚れを落とすことはもちろん大切ですが、お肌のことを思うなら お肌のうるおい成分を守るということもしっかり考えないといけません。
クレンジングの必要性
ファンデーションや日焼け止めなどのメイク用品は油性なので、水になじみません。
普通の洗顔では落ちません。
特に最近のメイク用品は、水や汗に強く、耐水性に優れていて崩れにくくなった分、洗顔だけでは簡単に落ちないので、クレンジングが必要になります。
クレンジングをしないで、きちんとメイクが落ちていない場合、メイクがお肌の表面に残ってしまい、化粧品が毛穴に詰まってしまいます。
毛穴に詰まった化粧品の油分が空気に触れて酸化してしまうことによって、毛穴の黒ずみの原因にもなってしまいます。また、アイライナーなどの色の濃いメイク用品の場合、きちんと落とせていない日々が続くと、色素沈着してしまう恐れもあります。
そして、メイクがきちんと落とせていないお肌は、水分補給が十分に行えないので、乾燥肌になってしまうことがあります。
さらにクレンジングはメイク落としだけの役割を果たしているわけではありません。
たとえノーメイクであったとしても、顔には油分による汚れが付着してしまうものです。
そしてその油分は酸化しやすいものなので、いつまでも不要な油分をお肌に残しておいては、あらゆる肌トラブルを招くおそれがあります。
乾燥肌の方におススメなのが、オーガニックオイルでのクレンジングです。
オーガニックオイルでのクレンジングは一般に発売されているクレンジング剤とちがい、石油系合成界面活性剤が含まれていません。(一般的なオイルクレンジング剤はたくさんの石油系合成界面活性剤を使用していますので注意してください)オイルクレンジング剤と間違えないようにしてください。
オーガニックオイルでのクレンジングは
・お肌の成分に近く石油系合成界面活性剤を使用していないので
お肌への負担が少ない
・オイルが汚れを浮かすので、ウォータープルーフのマスカラでも落とせます。
・マッサージオイルとしても使うことができるので毛穴の黒ずみの原因になっている汚れや「酸化した皮脂」などもマッサージしながら落とすことができます。
・オイルに含まれている豊富な栄養素や美容成分が、お肌に良い影響を与えてくれるのでメイクオフや汚れを落としながらアンチエイジングにもなります。
スキンケア方法
乾燥肌の程度にもよりますが、お肌は傷つきやすい状態です。
なるべく化粧を控え、軽いクレンジングで済ませられるようにしたいところです。
したがって、クレンジングはなるべく短時間で済ませるようにします。
オーガニックオイルを少し多めに手に取り、体温で温めてメイクになじみやすくしておき、少し多めに使うことで強くこすりすぎないように心がけましょう。
手に取ったオイルでかるーく顔のお肌をマッサージします。ゴシゴシとこするのも、よくやりがちな間違った方法です。力を入れたりゴシゴシこすってはいけません。
次に、ティッシュを顔に乗せてプレスします。ティッシュオフします。
ティッシュにオイルを付けて余分なオイルを落とします。
ここでもこすらないようにしてください。(キッチンペーパーもおススメです。ティシュだとお肌にくっついてしまうこともありますが、キッチンペーパーだとくっつかないし1枚でかなり吸着してくれます。)
その後洗顔をします。無添加石鹸をネットなどで泡立てぬるま湯で優しく洗顔します。
最後に保湿を忘れずに行ってください。
乾燥肌の保湿ケアは、水分だけを補う保湿では不十分です。水分をお肌にとどめておくための油分を補うことが必要です。乾燥して潤いが不足したお肌はバリア機能が弱くなっているため、外部からの刺激を受けやすくなり、さまざまなトラブルを起こすことになります。そのようなお肌には、化学物質を含まないオーガニックオイルがおすすめです。乾燥肌は、刺激に敏感になっています。オーガニックオイルなら、刺激も少なく効果的に保湿をすることができます。
オーガニックオイルは保湿力が高いだけでなく、天然の栄養素が豊富で、お肌のターンオーバーを正常にする働きもあります。
乾燥肌のクレンジングでは汚れを落とす以上に肌のうるおいを守るということが非常に大切になります。 それと同時に洗顔後は洗い落としてしまった肌の保湿因子を補うというケアが必要になってきます。
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