2019/09/01 13:39
『アトピー・乾燥肌・敏感肌など、デリケート肌のお手入れ7つのポイント~その1 手のお手入れ(ハンドケア)』
手は「皮脂膜」という”油分”に保護されています。
「皮脂膜」は”手を洗う”ことによって剥がれてしまいます。
そして、皮脂膜の下にある角質の水分が乾き、手が乾燥してしまいます。
油分を失って柔軟性が無くなった皮膚は、乾燥によって角質が硬化し、ガサガサになります。ひどくなると痒みなども伴います。これが「手荒れ」です。
ここでは毎日の手荒れとハンドケアについてご説明します。
手荒れとは
手荒れとは、手や指の肌が乾燥して肌のバリア機能が低下している状態です。特に寒い乾燥する冬は、汗をかく機会も少ないため、皮膚の新陳代謝が低下します。さらに、手の皮膚には皮脂を分泌する皮脂腺が少ないため、他の部分に比べると肌表面の角質層はダメージを受けやすい状態です。
手荒れの原因
手荒れは、日常生活の中の水仕事やシャンプー、手洗いなどが大きな原因と考えられています。食器用洗剤は油汚れを落とすとともにお肌の皮脂膜も根こそぎ落としてしまいます。冷水よりは温かいお湯の方が、皮脂膜が失われやすく、手洗い後のアルコール消毒は、アルコールの揮発と一緒に肌の水分も失われてしまい、乾燥・肌荒れに拍車をかけています。
それ以外にも、衣類に触れたり、紙を多く触れたりすることによって肌の皮脂膜が奪われ、手荒れを引き起こす原因になります。
また、手荒れの予防にと、ゴム手袋をつけると、洗剤などによる手荒れを予防できますが、手袋のゴムにかぶれて手荒れを引き起こす場合もあります。
しかしながら、人はほとんどのことを手や指を使いますので、すべての原因に対処するのは難しいことです。
ハンドケアの方法
ハンドケアの基本は手洗いと保湿です。
合成界面活性剤が無添加の石鹸で、できればお湯を使わず洗ってください。
ゴシゴシこすってはいけません。洗った後はタオルで水分を残さずとってください。
手荒れのひどい方は、オーガニックタオルもおすすめです。(タオルも合成界面活性剤が無添加の石鹸で洗うとさらに良いです)
このままだと、手は乾燥してしまいますのでできるだけ早く保湿剤(ハンドクリームには、合成化学物質が含まれているものが多いので、オーガニックのオイルがおススメです。)
を塗ってください。オーガニックオイルを使用したハンドマッサージも効果的です。
夜寝るときに、少し多めにオーガニックオイル塗って、木綿100%の手袋をして休んでください。木綿は程よい通気性もありますのでナイトハンドケアにはぴったりです。
手は顔よりも約10年早く老化すると言われています。
お顔のケアは気にされている方は多いと思いますが、手のケアはあまりしていない方が多いのでは・・・
特にアトピー・乾燥肌・敏感肌のデリケート肌の方は、しっかりと毎日のケアを
してください。