2019/11/18 12:36
『アトピー・乾燥肌・敏感肌など、デリケート肌のお手入れ7つのポイント~その2 お顔のお手入れ(フェイスケア)』
アトピー・乾燥肌・敏感肌などお肌のデリケートな女性の方が、一番気にされているのが、お顔のケア(フェイスケア)です。
お肌の健康な女性の方も毎日のお手入れはされていると思います。デリケートなお肌の方は、特に毎日のお手入れによって、お肌の症状は左右されます。
食生活や生活習慣、住環境も大きく影響しますが、ここでは毎日のお手入れ方法を中心に『デリケート肌のお手入れ7つのポイント~その2』として、まずはお顔のお手入れ(フェイスケア)についてご説明します。
お顔の肌と体の肌の違い
基本的な構造は同じです。
お顔は露出しているので、紫外線や外界刺激の直ダメージをうけやすいです。紫外線によって活性酸素が作られ、健康な肌構造を破壊することで肌の乾燥を加速させます。
また、外部の刺激を察知するために顔の皮膚のほうが薄くなっています。そのため刺激に弱くなっています。
さらに皮脂腺が体に比べて多いので、汚れと皮脂が合わさって酸化してしまい肌トラブルにつながることが多くなります。
このように顔のお肌は非常にデリケートです。今健康なお肌と思っている方もお手入れ方法によっては、デリケート肌になってしまうかもしれません。
フェイスケアの基本
ハンドケアと同様になりますが、まずは汚れを落とすこと=クレンジング&洗顔と保湿です。
クレンジング
メイクが残ってしまうと、皮膚の新陳代謝を妨げてしまうので、シミやシワができやすくなります。お肌の老化を早めてしまうことになります。ですから、メイクは必ず落とさなくてはならないものです。
ここで問題なのが、メイクや化粧品には油分が含まれています。水では落としきることができません。
クレンジングを使用すると思います。クレンジングに含まれる合成界面活性剤が油分を落とします。
洗剤が油汚れを落とすのと同じです。
健康な肌には、雑菌から守るために水分のバリアを張る機能があり、それをつくるのが皮脂なのですが、クレンジングはそれらの皮脂まで一緒に落としてしまいます。
すると乾燥しやすくなるだけでなく、肌は抵抗力を失うため、様々な肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
そこでおすすめしたいのが、オイルクレンジングです。市販のオイルクレンジングは、化学物質や合成界面活性剤が含まれているものが多いので、成分に注意してください。(100%オーガニックオイルをオイルクレンジングに使用できます。)
油分は油分と反応すれば、落とすことができるようになるのです。
「油が油を落とす」仕組みを利用したのがオイルクレンジングです。
洗顔は皮脂や毛穴の汚れなどを落とすものです。クレンジングした後に一般的にはメイクをしている人はクレンジング→洗顔となります。
洗顔後は保湿を必ず行ってください。
クレンジングと洗顔を同時にできるものもありますが、合成界面活性剤等が含まれており、あまり肌には良くないようです。
クレンジング、洗顔ともお肌にとっては負担をかけています。メイクをしていない日に、クレンジングを使うようなことは控えるようにしましょう。
洗顔
洗顔料(合成界面活性剤が無添加の石鹸がおススメ)を、しっかりと泡立て、ふわふわの泡を作りましょう。
そして、撫でるように顔を洗います。ゴシゴシこするのはご法度です。
すすぎは、シャワーで流すのはお肌を傷めてしまうのでやめてください。
水流が皮脂を流してしまいます。
洗面器にお湯をためて、すすいでください。
熱いお湯だと、お肌の保湿成分であるセラミドが溶け出してしまい、カサカサの乾燥肌になってしまいます。
38度ぐらいの少しぬるま湯か常温の水がベストです。
しっかりと洗顔料を落としましょう。
洗顔料が残っていると、肌荒れの原因になります。
しっかりと洗顔料を落とし終わったら、
清潔なタオルで肌を抑えるようにして水分をとりましょう。
決して、ゴシゴシ拭かないように。
保湿
洗顔後、そのままにしておくとどんどん乾燥してしまいます。
できるだけ早く保湿してください。
洗顔後に化粧水でお肌を整える方が多いと思います。しかし化粧水にはアルコールが含まれているものが多く、水分が蒸発する際にかえって過乾燥を引き起こすことがありますので注意してください。
保湿剤はバリア修復に役立つ成分が含まれているものがいいでしょう(セラミドやオレイン酸などのある種の不飽和脂肪酸)100%オーガニックオイルや人間の皮脂の成分に近い天然成分100%の馬油クリームがおススメです。
フェイスマッサージ
さする、なでる、軽く叩くなどのリズミカルなマッサージは皮膚表面のその下にある筋肉にまで働きかけ、血液やリンパ液の流れを促すため結果的に新陳代謝が活発になり老廃物の排泄を促したり、皮膚に有効な栄養素や美容成分の浸透を助けたりする働きがあるため健康なお肌を保つためには、定期的に行ったほうがよいでしょう。
ただし、デリケートなお肌の方は刺激が強すぎると逆にお肌を傷めることになりますで、リラックスできるような力加減で血液やリンパの流れを促すことを意識して皮膚が大きく動くような力は加えないように注意してください。
ここでは、デリケートなお肌の方にオススメなオーガニックオイルを使ったマッサージ法を紹介します。
オーガニックオイルマッサージの方法
1.あまり沢山の量を使うとベタつくので少量を取り、手の平で温め伸びが出てきたら馴染ませ、顔全体に伸ばします。
2.両手の中指と人差し指の腹で顔の中心から外側に向かってマッサージ。
3.鼻の下、顎、鼻も忘れずにマッサージをします。額は中心から左右のこめかみで指を止め、数回マッサージをします。
4.次に顎から耳たぶに向かってマッサージ。フェイスラインのたるみを予防します。
5.首は下から上に向かって行います。
6.最後は両手の平で顔を包み込みハンドプレスをしましょう。
オーガニックオイルでマッサージをする際には、手に力を入れず、軽いタッチで行うことが大切です。肌に馴染ませるように、優しくマッサージをするようにしましょう。また、目の周りは皮膚が薄い部分です。強く擦ると皮膚を傷つけたり、クマの原因になってしまったりするので、控え目にしましょう。
まとめ
お顔のケアは、毎日されている方がほとんどだと思います。
毎日のケアは最も大切なことですが、生活習慣、食生活、生理周期やホルモンバランスなど様々な要因がお肌の状態と密接に結びついています。今後これらのテーマは述べていきたいと思います。
まずは、出来る事から始めていきましょう
毎日のケアに使用するもの・・・毎日だからこそお肌に良いものにこだわってください。
お肌を守るためにも、合成化学成分、合成界面活性剤などを使っていないクレンジングや洗顔料を使ってください。
